帝人フロンティアのたて型ポリエステル不織布「Fibre Cushion VL」を用いた成型クッション材が、ヤマハ発動機の水上オートバイ「ウェーブランナー」2026年モデルの日本限定記念仕様「FX JAPAN Limited」のシート中材として採用されました。発売40周年モデルへの採用であり、同素材は使用ポリエステル繊維の70%以上がリサイクル原料という環境配慮型である点も特徴です。

「Fibre Cushion VL」は、繊維をたて方向に立てる独自構造により、高いクッション性と復元性を実現した不織布です。一般的なウレタンクッションに比べ、通気性やヘタりにくさが期待でき、長時間の乗車での快適性向上につながるとされています。また、ポリエステル素材のため成型自由度が高く、水上オートバイの複雑なシート形状にも対応しやすい点が評価されたとみられます。

ヤマハ発動機は、節目となる40周年モデルで快適性と環境配慮を両立する素材を選定した形であり、帝人フロンティアは今回の採用を機に、マリンレジャーやモビリティ分野など、より幅広い用途への展開を進める方針です。今後、耐久性データやユーザー評価が蓄積されれば、家具やスポーツシートなど他分野への採用拡大も見込まれます。

【商品情報】

ウェーブランナー製品サイト

https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/waverunner/

source: PR TIMES

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