インドネシア・ジャカルタで国際物流シンポジウム「INDONESIA LOGISTIC & DRIVER 2025」が開かれ、主催のTDGホールディングスが特定技能制度を活用して今後5年間で物流ドライバー1万5,000人の受け入れを目指す方針を示しました。開催支援はインドネシア総合研究所が担い、両国の物流人材基盤づくりを議題に据えました。

会合にはインドネシア労働省、運輸省、国家警察、大学、日本企業が参加し、「単なる労働力」ではなく安全基準と職業倫理を備えた「プロフェッショナル・ドライバー」育成モデルを議論しました。具体策として、日本の教習所に代表される体系的な交通安全教育の導入や、運転技能に加えて言語・文化・安全基準まで含む総合トレーニングの構築が挙げられました。

インドネシア国内の物流需要拡大と、日本側のドライバー不足(いわゆる2024年問題)を背景に、人材育成と受け入れを一体で進める枠組みが焦点です。今後はカリキュラムの具体化と連携体制の運用が進む一方、受け入れ人数の達成には教育成果の可視化と継続的な安全管理が課題になりそうです。

【イベント情報】

名称:INDONESIA LOGISTIC & DRIVER 2025

開催地:インドネシア・ジャカルタ

主催:株式会社TDGホールディングス

支援:株式会社インドネシア総合研究所

source: PR TIMES

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