日本発のオンラインカウンセリング「My Mental Care」が2025年12月、英語によるセラピー提供を正式に開始しました。対象は日本在住の外国籍住民やバイリンガル、日本と海外双方にルーツを持つ人など、「英語の方が感情を表現しやすい」利用者層で、2024年4月から提供してきた日本語サービスに続く第二弾です。形式はビデオ通話によるオンラインのみで、日本語・英語の2言語に対応します。

同サービスは、在留外国人らが母国のメンタルヘルスサービスを利用しづらいことや、日本文化を理解する英語話者セラピストの不足といった課題を背景に開発されました。運営会社のスタテラは、相談内容や希望条件(性別、言語、価格帯、専門領域など)を入力すると相性の高いセラピストが優先表示されるマッチング機能を導入し、「セラピスト探しは恋愛のマッチングと同じ」という考え方を反映させています。

利用者は登録前でも全セラピストの顔写真とプロフィールを閲覧可能で、敷居の高さを感じやすい初回相談の心理的ハードルを下げる設計です。予約から問診票記入、セッション実施まで全てオンライン上で完結し、心療内科受診に抵抗がある人や、子育てや地方在住で通院が難しい人でもアクセスしやすくしています。ただし、自殺念慮や重度の精神疾患、18歳未満など一部は対象外とし、該当者には医療機関の受診を推奨しています。

11月には東京・原宿で英語版リリース記念イベントも開催され、「セラピーは強さの象徴」というメッセージとともに、音楽や対話を通じてメンタルヘルスをポップで身近なものとして捉え直す試みが行われました。今後、同社は日本に関わる英語話者コミュニティに根ざしたメンタルケアの選択肢として、オンラインでの支援網をどこまで広げられるかが焦点となります。

【サービス情報】

サービス名:My Mental Care

運営会社:スタテラ株式会社

形式:オンラインセラピー(ビデオ)

対応言語:英語/日本語

公式サイト:https://mymental-care.com/en

source: PR TIMES

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