日本の伝統行事「春の七草」と「秋の七草」を一冊で学べる絵本『ななくさのえほん はる あき』が、2025年12月11日に発売されます。価格は本体1,650円+税、A4変型判・32ページで、5歳頃から小学校低学年を主な対象としています。

本書は、春の七草7種(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)と、秋の七草7種(はぎ、おばな、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、あさがお)を、それぞれの特徴や日本での使われ方とともに紹介します。七草粥として「食べる春の七草」と、観賞用として「見て楽しむ秋の七草」という違いも、やさしい文章と解説で示し、日本の植物文化への理解を深めます。

構造は「2WAY方式」で、前から読むと春の七草、後ろから読むと秋の七草と、両側から読める装丁になっています。文を担当したのは、身近な生きものを題材に多くの児童書を手がけてきた谷本雄治さん、絵は造園家でイラストレーターの大野八生さんが担当し、植物の細かな姿まで描いたイラストが特徴です。

少子化の一方で季節行事や伝統文化を家庭で伝えるニーズは根強く、七草を体系的に学べる絵本は、家庭や学校での読み聞かせ教材としての活用も見込まれます。発売後は、行事シーズンである1月7日前後や秋の観賞期に合わせ、行事教育や食育、自然観察の導入書として定着するかが注目されます。

【書籍情報】

書名:ななくさのえほん はる あき

著者:谷本雄治・文/大野八生・絵

出版社:株式会社岩崎書店

ISBN:978-4-265-85239-0

source: PR TIMES

Share.