世界最大級の新聞印刷会社・東日印刷(TONICHI)が生産するアップサイクル製品「新聞包装紙」が、川崎市主催の「かわさきSDGs大賞2025」で経営部門・最優秀賞を受賞しました。SDGsパートナーであるハヤシ・アンド・カンパニーと共同で進める本プロジェクトは、新聞印刷工程で発生する未使用新聞用紙を再設計し、2024年6月の協働宣言以降、「LIN-TE(リンテ)」ブランドとして累計約10万枚を雑貨店、カフェ、靴店などに納品している点が評価されたものです。
東日印刷は毎日新聞グループの基幹企業で、大量印刷の副産物として生じる未使用紙を「捨てずに価値ある製品に変える」アップサイクル事業に注力しています。新聞包装紙は、新聞印刷の技術を生かしたオリジナルデザインにより、店舗のブランディングと環境配慮を両立し、家庭では食材保存やラッピングへの二次利用も想定されています。新聞という「情報を運ぶ紙」に、新たな役割を与える試みでもあります。
今後は新聞包装紙のラインナップ拡充に加え、新聞用紙以外の紙材や端材への展開、企業・自治体との協働による循環スキームを広げる方針です。2019年に「SDGs未来都市」に選定された川崎市との連携強化を通じ、地域と産業が連携した資源循環モデルがどこまで広がるかが注目されます。
【商品情報】
新聞包装紙ブランド「LIN-TE(リンテ)」
企画・生産:東日印刷株式会社
協働パートナー:ハヤシ・アンド・カンパニー株式会社
公式サイト:https://tonichi-printing.co.jp/
source: PR TIMES
