梅毒患者報告数が2022年以降3年連続で年間1万人超となる中、東京都渋谷区のKARADA内科クリニック渋谷院が2024年7月~2025年10月に梅毒と診断した289人の診療データを集計しました。その結果、感染が疑われる行為の際に「コンドームを利用していた」と答えた人は30.4%(88人/289人)、性的接触が「経口のみ」と答えた人は8.3%(24人/289人)でした。受診理由では「症状がある」が54.7%(158人/289人)にとどまり、残りはパートナーの感染疑い、健診での陽性判明などでした。

梅毒は性器だけでなく口や外陰部などコンドームで覆えない部分からも感染し、キスやオーラルセックスのみでもうつる可能性があります。また、自覚症状が乏しい「無症候期」があり、気付かないまま感染を広げるリスクがあります。一方で、適切な抗菌薬治療により治癒が可能であり、放置すると神経や心血管への重い合併症や、妊婦の感染による先天梅毒の危険が指摘されています。

同クリニックでは、検査・治療に加え、性行為後72時間以内の服用で梅毒・淋病・クラミジアの感染リスクを下げる事後予防薬「DOXY PEP(ドキシペップ)」や、性行為前の服用でHIV感染を防ぐ「HIV PrEP」を提供しています。専門医は「コンドーム着用や軽い接触でもリスクはゼロではない」とし、新しいパートナーとの性行為や不特定多数との接触があった場合、症状の有無にかかわらず早期の検査受診を呼びかけています。今後は、公的統計と民間医療機関のデータを組み合わせた分析や、予防薬の有効性検証が進むかが課題となります。

【サービス情報】

DOXY PEP詳細 https://sti-check.com/medical/doxy-pep-lp/

HIV PrEP詳細 https://sti-check.com/medical/prep-generic/

KARADA内科クリニック公式サイト https://sti-check.com/

source: PR TIMES

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