建設環境研究所(東京都豊島区)は12月17日、少量の採水から生物の手掛かりを読み取る「環境DNA分析サービス」の紹介ページをリニューアルした。国土交通省の「河川水辺の国勢調査」で、令和8年度に魚類調査へ環境DNA調査が導入される予定であることを踏まえ、問い合わせ窓口の一本化と生産体制の増強を行い、現地採水から室内分析、解析、レポート作成までを一貫対応できる点を打ち出した。
環境DNAは水中に含まれる生物由来のDNA断片を解析し、生息状況を推定する手法で、目視や捕獲に比べ安全面の負担が小さく、環境への影響も抑えられるとされる。同社は分析工程での混入(コンタミネーション)を防ぐ管理を徹底し、魚類などの生物専門技術者がデータを精査して誤同定を減らすという。抽出法は「DNAメタバーコーディング」と「リアルタイムPCR」の2方式を用意し、水質評価や外来種対策の効果検証、長期モニタリングなどの用途を想定する。環境DNAの組織的な取り組みは令和8年度で10年目としており、制度導入が進む河川調査分野で実務活用の拡大が焦点となりそうだ。
【商品情報】
環境DNA分析サービス紹介ページ https://www.kensetsukankyo.co.jp/business/measuring/analysis2.html
問い合わせ https://www.kensetsukankyo.co.jp/contact.html
source: PR TIMES
