物価高が続く中でも、企業やブランドを「推す」消費者は支出を抑えにくいことが分かりました。Asobicaが全国15~59歳の男女1,035人を調査したところ、推し企業を持つ人は35.0%で、Z世代(15~29歳)は約半数に達しました。推し企業がある層の約5割は「値上げしても買い続ける」と答え、約3割は20%以上の値上げも許容しています。調査結果は11月27日の報道向け発表会で共有され、企業コミュニティやイベント参加経験者の82.3%が「愛着・購買頻度が増えた」と回答。上智大の新井範子教授は、推し消費は「貢献」意識で出費が正当化されやすいと解説しました。明治はカカオ支援やアップサイクル「Cacao Style」を、カンロは「Kanro POCKeT」や有料ファンミ(1,500円、募集10分で満席)を事例として示し、今後は企業が双方向の関係づくりで値上げ局面でも選ばれる設計が課題となりそうです。

【調査情報】

調査名 企業やブランドに対する「推し消費」に関する調査

調査期間 2025年10月17日~22日

調査方法 インターネット調査

対象 全国15~59歳の男女1,035人

https://coorum.jp/whitepaper/wp_vol54/

source: PR TIMES

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