特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト代表理事の中村雄一氏が、2025年12月13日（土）に東京都文京区の湯島天満宮参集殿で開かれる「日本を知る会」第169回特別勉強会で講演します。時間は18時から20時15分までで、会場参加とオンライン（Zoom）参加を合わせて一般・学生向けに有料（一般2,000円、学生1,000円、Zoom参加1,000円）で実施されます。
演題は「世界の現状から『平和』を考える ～輝く未来の為の子供教育に伝えるべきこと～」です。中村氏は、コンゴ民主共和国や南スーダン、シリアなど世界10カ国以上の紛争地・貧困地域で教育支援と平和構築に関わってきた実践者で、少年兵や難民の子どもたちと向き合ってきた経験を持ちます。今回は、コンゴ難民キャンプやルワンダのジェノサイド（大量虐殺）サバイバーの事例などを映像と写真で紹介し、「学びたいのに学べない」子どもたちの日常を具体的に伝える予定です。
なかよし学園プロジェクトは、「願う平和から、行動する平和へ」を掲げ、日本の学校と海外をオンラインで結ぶ「世界とつながる学びプロジェクト（CoRe Loop）」を全国50校以上で展開しています。離島の児童が作成した竹けん玉がシリアやルワンダで教材として活用された例や、小学生の手作り石けんがアフリカの衛生教育に使われた例など、子どもの探究活動が国際協力に直結した事例も紹介されます。
当日は、「平和って何？」といった問いを子どもと対話する授業の方法に加え、家庭や学校でニュースをどう扱うか、子どもの「やってみたい」を後押しする大人の関わり方など、翌日から実践できるヒントも提示されます。ロシア・ウクライナや中東情勢など世界的な緊張が続き、戦後80年を前に戦争体験の継承が課題となる中、日本発の平和教育・国際協力をどう広げるかが問われそうです。
【イベント情報】
日本を知る会 第169回特別勉強会
会場：湯島天満宮 参集殿（東京都文京区湯島3-30-1）
日時：2025年12月13日（土）18:00～20:15（開場17:30）
参加方法：会場参加（定員制）／オンライン参加（Zoom）
申込：日本を知る会 公式サイトで受付
source: PR TIMES