人的資本データ可視化サービス「Career Reveal」は、総合商社大手5社の2025年期データを分析し、平均年収が全社1,700万円超、最高は三菱商事の2,033.4万円だったとまとめました。平均残業時間も加味して推定時給を算出したところ、三井物産が約1万円で時間当たりの収益性が高い結果です。

分析は各社の有価証券報告書や統合報告書、サステナビリティレポート、ESGデータブックなど一次情報を横断して実施しました。企業間では最大300万円以上の年収差があり、労働時間の長短も影響しているとしています。年収と労働時間の関係を示すポジショニングマップも作成し、年収の高さだけでなく「長時間で積み上げる」か「短時間で高付加価値を生む」かといった稼ぎ方の違いが見えると説明しました。

同社は、今後は賃金水準に加え残業時間などの定量データ開示が進むことで、求職者や投資家が働き方の実態を比較しやすくなり、人的資本戦略の検証が進む可能性があるとしています。

source: PR TIMES

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