線虫を使ったがんリスク検査「N-NOSE(エヌノーズ)」が、全国約197店のギフト専門店「サラダ館」とスマホ向け「Shaddyアプリ」で購入できるようになります。検査は自宅で採尿し、ポスト投函型のキットで提出すると、現時点のがんリスクを評価するもので、高リスクの場合は医療機関での精密検査が勧められます。

N-NOSEは、線虫という小さな生物がにおいに向かって動く性質(化学走性)を利用し、尿に含まれるがん由来のにおいを検知する仕組みです。採血や内視鏡が不要な「非侵襲的検査」として支持され、2025年8月時点で累計受検者は約85万人、導入企業は2,500社以上に達しています。がんの確定診断ではないものの、早期の受診につなげる“気づき”の役割が期待されています。

一方、ギフト大手のシャディは、カタログやECを通じて「心を贈るギフト」を提供してきました。近年は、モノではなく健康や体験を贈りたいというニーズが高まり、健康関連サービスをギフトとして選ぶ動きが広がっています。両社はこの潮流を踏まえ、「健康を贈る」という新たなギフトの選択肢としてN-NOSEを位置づけました。

今後はサラダ館とアプリでの取り扱い開始を入口に、販売チャネルの拡大と認知向上を進めるとしています。身近な店舗やオンラインからがんリスク検査にアクセスできる環境が整うことで、定期的なセルフチェックが広がるかどうかが注目されます。

【サービス情報】

N-NOSE(線虫がんリスク検査)

検査内容:尿によるがんリスク評価(確定診断ではない)

累計受検者数:約85万人(2025年8月時点)

導入企業数:2,500社以上

source: PR TIMES

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