学校法人ロイヤル学園(大阪市北区)は12月12日、美容業界に特化したダイバーシティ研修「ユニバーサルマナー検定(美容サロン)」をミライロ(大阪市淀川区)と共同開発し、2026年4月に提供を始めると明らかにしました。美容室・理容室に加え、ネイルやエステなど幅広いサロン業態を対象にします。
背景には高齢化や障害のある人の社会参加の広がりで、接遇や誘導など「どう支援すべきか分からない」という現場の不安が増えている点があります。関連市場は、美容所277,752施設、理容所107,995施設で、ネイル・まつ毛・エステ等を含む市場規模は2兆6,820億円(2025年推計)とされます。
ロイヤル学園は2019年から既存のユニバーサルマナー検定を全教職員・全学生に導入し、2025年時点で2級認定者が累計4,000人超。今回の新検定は当事者監修のもと、予約から退店までの動線、施術時の声かけ、カウンセリングの伝え方などを教材化します。今後は学内実施から業界全体へ段階的に広げ、サロンのユニバーサル対応を測る指標づくりも視野に入れます。
source: PR TIMES
