長崎県西海市は、市内産ヒノキを活用した「さいかいタイニーハウスデザインコンテスト2025」を開始しました。事前登録は2026年1月19日17時まで、作品応募は1月26日17時まで受け付けます。参加費は無料で、最優秀賞1点に賞金10万円と特産品1万円相当が贈られ、全7賞を用意しています。

西海市は総土地面積の約55%が森林で、その人工林のうち約94%がヒノキという、県内トップクラスのヒノキ産地です。香りが高く赤身の強い西海産ヒノキを建築材料の50%以上に用い、30平方メートル以下の「タイニーハウス(小さな家)」を設計することが条件です。建物とは別に大型ヒノキ製ウッドデッキの設置も求められます。

テーマは「さいかいヒノキと過ごす、ふたつの時間」。日常生活の拠点となる「母屋タイニーハウス」と、仕事や趣味など余白の時間を生み出す「離れタイニーハウス」から1タイプを選び、間取りや外観に加えて「妄想滞在記」(400字以内)で西海での過ごし方を描きます。応募資格は不問で、専門家から学生、一般の発想まで幅広いアイデアを審査対象とします。

審査には西海市長や建築の専門家に加え、タイニーハウス開発研究会や可動産事業を手がけるYADOKARIが参加します。最優秀案は実際のタイニーハウス設計への活用を市が検討する方針で、森林資源を生かした脱炭素型まちづくりと観光振興の一体的な推進がどこまで進むかが注目されます。結果発表は2026年3月初旬の予定です。

【コンテスト情報】

公式サイト https://yadokari.net/saikai/

事前登録期限 2026年1月19日(月)17:00まで

作品提出期限 2026年1月26日(月)17:00まで

source: PR TIMES

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