長野県阿智村の昼神温泉で、13体の「湯屋守様(ゆやもりさま)」を巡るスタンプラリー企画が始まります。参加者は温泉郷内13施設の門にそれぞれ祀られた湯屋守様を訪ね、施設ごとに用意された“神器”を集めながら祈願し、最後に「御湯印(おんゆいん)」と呼ばれる記念を手にします。従来は冬季限定だった湯屋守様の企画が、今年から通年で楽しめる仕組みに変わるのが特徴です。
昼神温泉では、まず湯の神様を迎える「降神祭」が行われ、その同日から各施設の門に湯屋守様が祀られます。13体は一体ごとに異なる表情や意匠が施されており、参加者は季節を問わず温泉街を歩きながら、それぞれの姿に出会うことができます。観光客の滞在時間を伸ばし、温泉街全体を周遊してもらう狙いがあるとみられます。
日本一の星空で知られる阿智村では、星空観賞と温泉を組み合わせた観光が人気で、年間を通じた新たな体験プログラムの充実が課題となってきました。通年実施となる今回のスタンプラリーは、星空観賞が難しい天候の日でも楽しめるコンテンツとして、地域観光の底上げにつながるかが注目されます。
【イベント情報】
13体の湯屋守様をめぐるスタンプラリー
会場 昼神温泉(長野県下伊那郡阿智村昼神温泉郷)
開催期間 通年
source: PR TIMES
