大阪府枚方市の関西外国語大学は、創立80周年を記念し、1945年から現在までの歩みと今後の構想をまとめた『関西外大八十年史』(A4判・208ページ、非売品)を刊行しました。海外協定校数は世界400校超、派遣留学生は延べ5万5千人超、受入留学生は2万3千人超に達しており、本書ではこれらの具体的な実績を数字で示しながら国際教育の展開を整理しています。
内容は、創設時の谷本英学院から始まり、片鉾キャンパスから穂谷・中宮・御殿山へと広がったキャンパス整備の経緯、国際交流ネットワークの拡大、地域連携の取り組みなどを時系列で紹介。近年の教育改革や新学科設置、オンライン授業やデジタル教材などデジタル時代に対応した学びの再構築も取り上げ、改革の背景や狙いを平易な言葉で説明しています。
構成は歴史をたどる本編と資料編の2部で、歴代理事長・総長・学長の一覧に加え、海外協定校や卒業生から寄せられたメッセージも収録。理事長・総長の谷本榮子氏らによる「リーダー座談会」では、「不易流行」と「不留」の理念のもと、100周年に向けた国際教育・地域連携の方向性や、少子化・グローバル競争への対応方針が語られています。
本書は非売品として、高等学校や企業、自治体など関係機関向けのアーカイブ資料として活用される見込みです。大学の歴史資料は進学先選びや産学連携の検討材料としても利用されており、同大学が掲げる100周年ビジョンが今後の教育プログラムや留学制度の拡充、地域との協働事業にどう反映されるかが注目されます。
【書籍情報】
書名:関西外大八十年史
仕様:A4版/208ページ
発行:学校法人 関西外国語大学(非売品)
source: PR TIMES
