知的障害など発達のペースがゆるやかな若者の「卒業後の学び」「自立」「社会参加」をテーマにした講演会が、2026年1月10日(土)10時から11時30分まで、静岡県三島市の三島市民文化会館大会議室で開かれます。参加費は無料で、特別支援学校卒業後の進路に不安を抱く若者や家族、支援者らを主な対象としています。
主催する一般社団法人未来への架け橋は、18歳以上の知的障害のある若者向けに、福祉サービスを活用した「福祉事業型カレッジ『みらいカレッジ』」を運営しています。障害者総合支援法に基づく自立訓練(生活訓練)、就労移行支援、生活介護の事業所として、利用者が自分の将来像を描き、それに必要な生活力や就労スキルを学ぶ場を提供していることが特徴です。
講演会では、理事の長谷川正人氏が、娘の進路に悩んだ経験から福祉事業型カレッジを立ち上げた経緯や、卒業後も学び続けられる環境づくりの実践例を紹介します。また、みらいカレッジ三島キャンパス管理者の中村芙美子氏が、キャンパスでの具体的な学びの内容や、日常生活の小さな「できた」を自信につなげる支援の工夫を語り、2026年度利用に関する個別相談にも対応します。
特別支援学校卒業後、進路が就労か福祉サービスに限られやすい中、「大学のような学びの場」という第三の選択肢を示す取り組みは、地域での共生社会づくりにどうつながるのかが焦点となります。今後は、講演会を通じたニーズ把握を生かし、三島エリアでの学びの機会拡充や、他地域へのモデル展開がどこまで進むかが注目されます。
【イベント情報】
三島市民文化会館 大会議室
静岡県三島市一番町20-5
日程:2026年1月10日(土)
時間:10:00〜11:30(9:45受付)
申込フォーム:https://forms.gle/s1mdn1zNdAPvcNedA
source: PR TIMES
