12月16日、千葉県流山市のスターツおおたかの森ホールで「世界の現状から『平和を考える』~難民キャンプで授業を行う~」が開かれ、市民や教職員、中高生ら約400人が参加しました。紛争・災害地域で教育支援を行う特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが登壇し、流山市長も会場に姿を見せました。講演では南スーダンの難民キャンプやコンゴ民主共和国の少年兵更生施設などでの授業を写真・動画で紹介し、教科書や机が乏しい中でも学びを続ける子どもたちの実情を共有しました。あわせて、人権を「守られるもの」ではなく「共につくるルール」と捉え、遠い戦争と身近ないじめ・差別、防災時の避難所運営を一本の線で結ぶ視点を示しました。後半の市民ディスカッションでは「誰一人取り残さない避難所」や「市民としてできること」などをテーマに意見交換が行われ、主催側は寄せられた質問や意見を今後の学習プログラムやフィールドワークに反映する方針です。今後は自治体・学校・市民団体との連携を広げ、地域と世界の現場を往還する人権・平和教育の展開を目指すとしています。

source: PR TIMES

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