プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズは、2025年12月6日に香川県高松市の大手前高松高校で、年間探究授業の中間報告会と振り返りを実施しました。4月から続くプログラムには1校で複数クラスが参加しており、「新規グッズ開発」「新キャラクター作成」「新たな応援スタイル」「SNSマーケティング」など、球団の経営課題に直結するテーマで高校生が成果を発表しました。

授業は、特許を取得した探究授業モデルを活用し、座学で学んだビジネス理論を球団の実務に当てはめる形式です。生徒たちはスポンサー獲得のための提案書作成や、「野球×地元文化」を組み合わせたグッズ企画、若年層向けのSNS施策など、複数のプロジェクトに分かれて活動。夏に実行したスタジアム集客企画では、来場者数や売上などの実績データを基に課題を分析し、球団スタッフとともに事業としての実現可能性を検証しました。

球団は、こうした教育プログラムを地域の人的資本づくりと位置づけ、学校現場の探究授業ニーズと企業の課題解決ニーズをつなぐ役割を担います。2025年度は導入校が20校を超えており、2026年には50校への拡大を目標に掲げています。今回の中間報告を踏まえて、高校生が立案した企画は来季開幕に向けて実装フェーズに入り、地方球団が教育ビジネスと地域創生を両立する新しいモデルとしてどこまで定着するかが今後の焦点となります。

source: PR TIMES

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