AGCとTREホールディングスは、長野県諏訪市で解体現場などから出るアルミサッシ付き廃棄窓ガラスを回収し、元の用途と同等品質の板ガラスへ再生する「水平リサイクル」の実証を行いました。国内で建築物由来の廃棄窓ガラスは年間約50万トン以上とされ、埋め立てや低品質用途への転用が多い中、回収から製造までの一連工程が機能することを確認した形です。実証では、①解体現場での回収・分解、②ガラス部分を再生原料のカレット(破砕したガラス原料)に加工して品質検査、③カレットを使った板ガラス製造の可否、を順に検証しました。役割分担は、TREグループの信州タケエイが回収・分解とコスト分析、TREガラスがカレット製造と品質検査、AGCが横浜テクニカルセンターで板ガラス製造プロセスを確かめました。背景には、アルミサッシは有価で流通しやすい一方、ガラスを有価で回収する仕組みが不足し採算性が課題という事情があります。両社は工程別コスト算出などを通じ、サプライチェーン全体での経済性検証を継続し、将来的に全国で窓ガラスの資源循環を進める体制づくりを目指すとしています。

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