スペインの業界団体ASICI(イベリコ豚インタープロフェッショナル協会)は、欧州連合(EU)との共同出資による国際プロモーション「Awaken Your Ibérico Sense」JAPANプロジェクトを本格始動し、2025年11月に東京と大阪で計3回の公式イベントを開催しました。日本向け輸出額は2024年に2,200万ユーロ(約35億円)を突破し、前年比11.5%増、過去5年で約200%成長と、日本を戦略市場と位置づけています。

プロジェクトは、サステナビリティやDNAトレーサビリティシステム「ITACA」、4色の品質ラベルなど6つの世界基準テーマを軸に、認知拡大と理解促進を図るものです。東京・表参道と大阪の栄養専門学校で行ったプロフェッショナル向けマスタークラスでは、業界関係者や学生がイベリコ豚の歴史、生産工程、持続可能な放牧地「デエサ」の仕組みを学び、原木を使った本格的なカット技術を実習しました。

一方、六本木のホテルではTokyoカレンダー読者31人を招いたVIPイベントを実施し、スペイン人女性マスターカッターによるデモンストレーションや、公式アンバサダー吉田能シェフのライブクッキングを通じて、五感で楽しむ食体験を提供しました。今後は2026年1月までマスタークラス継続、レストランウィーク、スペイン本国視察ツアーを計画しており、日本の飲食業界と消費者に向け、イベリコハムの文化的価値を長期的に浸透させられるかが注目されます。

【イベント情報】

表参道Bamboo

東京都渋谷区神宮前5丁目8番8号

バルコン東京(三井ガーデンホテル六本木プレミア14F)

東京都港区六本木3-15-17

学校法人三幸学園 辻学園栄養専門学校

大阪府大阪市北区西天満1-3-17

source: PR TIMES

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