鉄スクラップのAI解析を手がけるEVERSTEEL(東京都文京区)は2026年1月30日、三井物産とCoreline Venturesを引受先とするシリーズAラウンドの資金調達を決めました。調達額は公表していません。同社は鉄スクラップAI解析システム「鉄ナビ検収AI」など「鉄ナビ」シリーズの開発と現場導入を加速します。
狙いは、電炉向け鉄スクラップの安定調達と品質確保、荷受・品質判定を担う現場の人材不足や高齢化といった課題への対応です。鉄ナビ検収AIは画像認識でスクラップの品位特定や不純物検知を自動化し、検収業務の効率化に寄与するとしています。
連携面では、三井物産が経営支援を行い、同社グループのエムエム建材などとの協力も強めます。両社は2023年3月に、鉄鋼・リサイクル業界のカーボンニュートラルに向けたエコシステム構築で覚書(MOU)を結んでおり、今回の資金調達はその具体化の一段となります。Coreline Ventures(2025年1月設立)はスタートアップ支援の知見を提供します。
EVERSTEELはこれまで国内で流通する鉄スクラップの解析がおよそ20%に達したとし、今後は検収の上流・下流に広げるソフトウェア開発やマーケットプレイスなどの事業機会も見据えます。鉄鋼・リサイクル産業の脱炭素と競争力強化に向け、導入拠点の拡大が焦点になります。
【関連リンク】
EVERSTEEL 会社HP:https://eversteel.co.jp
/>三井物産 会社HP:https://www.mitsui.com
/>Coreline Ventures 会社HP:https://www.coreline.vc
