KPMGコンサルティングと有限責任 あずさ監査法人は2026年1月14日、AIオーケストレーションを用いた「暗黙知の形式知化エージェント」の提供を始めました。ベテラン人材に依存しやすい業務の経験・ノウハウや判断プロセスを抽出して構造化し、組織全体で使える知識基盤づくりを支援します。

背景には、人材構造の変化や業務の高度化で徒弟型の継承が難しくなり、属人化や判断のブラックボックス化が起きやすい点があります。システム化が進んでも「なぜその判断に至ったか」が記録されず、知識が蓄積されにくいことが課題だといいます。

新サービスは、複数のAIエージェントを「オーケストレーター」が制御する仕組みを採用します。ベテランへのヒアリングで得た知見に社内外情報を加え、ナレッジデータベースに統合して構造化し、複数エージェントの協調で判断プロセスを再現可能な形式知へ変換します。業務標準化、意思決定支援、教育・研修などへの活用を想定します。

適用領域は経理やリスク管理、営業ノウハウの継承、インフラ保守のノウハウ継承などを見込みます。今後は経理を皮切りに、製造や金融を含む幅広い領域へ展開し、暗黙知の形式知化とAIによる自動化の取り組みを拡大する方針です。

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