Quollio Technologies(東京都港区)の松元亮太CEOは2026年1月6日、2026年の方針としてAI時代の「信頼される知のインフラ」構築を強化すると示しました。焦点は、企業がAIを「どう評価し、どこまで信頼して判断を委ねるか」に移るという見立てです。

松元氏は2025年を、ドキュメントや画像、音声、ログなど非構造化・マルチモーダル情報が意思決定や知的生産の中核を担うとの認識が広がった年と整理しました。構造化データだけでは価値を説明しきれない場面が増え、データの扱い方そのものが変わったとしています。

2026年はモデル性能やコストに加え、AIに与える文脈(コンテキスト)を設計・管理する「コンテキストエンジニアリング」が競争力の源泉になると説明しました。AIが単体ツールではなく、組織の知と意思決定に組み込まれる存在へ移行しているためです。

同社は従来、データの所在・意味・品質を整理する基盤を提供してきましたが、今後は「AIのための教科書」として再定義し、非構造化データやナレッジまで対象を広げます。AIからの利用を前提とした仕組み(MCPサーバーに代表される仕組み)や、将来的なメタデータ/ナレッジの評価・品質保証にも踏み込む構想です。2026年は拡大一辺倒ではなく、技術・思想・運用の土台を強化し、長期運用に耐える基盤整備を進める方針です。

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