自律型AI(Agentic AI)でインシデントマネジメントを支援するSIGQ(茨城県つくば市)は2025年12月24日、富士通のコーポレートベンチャースタジオFujitsu Launchpad Limited(東京都港区)と戦略的パートナーシップを結び、AIエージェントによる障害対応自動化の事業検証をエンタープライズ領域で加速するとした。対象は、同社の自律型AI「Incident Lake」です。

Incident Lakeは、障害(インシデント)発生時にログなどのデータを集約・分析し、原因特定や解決までの手順提示を支援する仕組みで、現場の状況把握に割かれる時間を減らす狙いがあります。協業では、FLPが持つ顧客基盤や事業ノウハウを生かし、①富士通の顧客ネットワーク・事業部門へのアクセスを通じたPMF(製品が市場に適合しているか)の検証、②大規模組織向けの価格戦略や導入プロセスの最適化を進めるとしています。

今後は、信頼性が求められる大規模環境での検証と導入が進むかが焦点で、実運用で得られる成果指標の開示が注目されます。

【関連情報】

Incident Lake https://incidentlake.com

SIGQ https://company.sigq.jp/

Fujitsu Launchpad https://flp.studio

source: PR TIMES

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