SMBCグループは12月24日、プライベートアセット(非上場や相対取引中心の資産)運用を拡大するとし、欧州大型レバレッジド・ファイナンスを主対象に最大1,500百万ユーロのジョイントベンチャー(JV)プログラムを立ち上げた。あわせてSMDAMでアジア不動産クレジットファンド(現時点120百万ドル)を組成した。

欧州JVはBain CapitalとMuzinich & Co.との協働で、三井住友銀行が顧客基盤と案件組成力を通じ投資機会を提供し、両社が運用ノウハウを担う。既存のダイレクトレンディング(企業への相対融資投資)型プログラムを補完する位置づけだ。

アジア不動産クレジットはAPAC先進国で不動産向け資金供給を行い、スポンサー網やシニアローン機能を強みにする。さらに私募領域の商品・サービスを「SMBC Private Markets」に統一し、指標AuX(グループが役務提供する私募運用等の総額)で2031年前後に15兆円を展望する。今後は運用領域拡大と販売体制強化で、国内外投資家の分散投資ニーズ取り込みを進める見通し。

source: PR TIMES

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