SpoLive Interactive(東京都千代田区)は2025年12月30日、スポーツ団体向けクラウド「SpoLive」で、記録された試合データを基に試合レポートの下書きを数十秒で自動生成する「AIスポーツ記者機能」の提供を始めました。従来は下書き作成に数時間〜数日かかるケースがあった作業を短縮し、編集や追加取材に時間を回せるようにします。機能は大規模言語モデル(LLM=大量の文章から学習した文章生成AI)を用い、SNS、メルマガ、ニュースリリースなど配信先に合わせて文体・長さ・構成を変えられます。言語は日本語と英語に切り替え可能で、対戦型競技に加えレース型競技にも対応するとしています。利用は無料プランから可能で、プレミアムプランは月額980円。文体指定や、復帰戦・引退試合、因縁の対戦といった背景情報を追加指示して反映できる点が特徴です。導入先として複数の国内外団体名も挙げており、試合直後の公開スピード向上や、文章作成が苦手な担当者の負担軽減につながったとする声もあるといいます。今後は、データ分析・可視化と組み合わせて、情報発信の効率化とファンとの接点強化を両立する機能拡充が進む見通しです。
