認定NPO法人ブリッジフォースマイルは2026年2月4日20時から、虐待を受けて育った当事者による無料オンライン・トークセッション「コエール オンラインワークショップ 虐待サバイバーツーショット(#4)」を開きます。テーマは「なぜ『エリート家庭』の虐待は見過ごされるのか?」で、参加費は無料、終了後は質疑応答も行います。

同団体は、虐待が「貧困家庭で起きるもの」という固定観念が、社会的地位が高い家庭での被害を見えにくくする点に焦点を当てます。登壇する「とも」と「やまゆう」は、周囲から“恵まれた家庭”と見なされる環境で育ちながら、社会的養護(家庭で暮らせない子どもを支える仕組み)の支援につながらないまま大人になった共通点があるといいます。

当日は、高学歴や肩書きで「理想の親」を装えることが学校や地域の気づきを遅らせる構造や、清潔な身なり・整った教育環境によりネグレクト(養育放棄)やガスライティング(言動で相手の認識を揺さぶる心理的支配)が埋もれやすい状況を、実体験をもとに語る予定です。「恵まれているね」といった周囲の言葉が子どもの訴えを封じる可能性にも触れ、バイアスを外してSOSを捉える視点を参加者と考えます。

ブリッジフォースマイルは約20年にわたり、児童養護施設などで育った子どもや若者の巣立ち前後の支援を続け、仕事体験、セミナー、居場所づくり、個別相談などを提供してきました。啓発活動「コエール」では当事者発信の動画やワークショップを通じ、課題の可視化と行動喚起を目指しています。今後も当事者の声を起点に、見過ごされやすい虐待の構造理解を広げる場づくりが進む見通しです。

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