そごう美術館(横浜市西区)は、展覧会「artisans と輪島塗」を2026年1月22日から2月23日まで開きます。2024年の能登半島地震で大きな被害を受けた輪島塗を、復興支援と技術継承の両面から伝える企画で、輪島を中心とする作家約60名の作品に加え、石川県立輪島漆芸技術研修所の卒業生作品も約50作家分を展示予定です。会期中は無休です。会場はそごう横浜店6階で、開館は10時~20時(入館は閉館30分前まで)。入館料は一般1400円、大学・高校生1200円、中学生以下無料で、前売は一般1200円など割引があります。展示では完成作品の鑑賞にとどまらず、加飾前の「素地(きじ)」や工程、道具、素材を通じて、輪島塗の分業制や技法を順を追って紹介します。素地は漆器の土台となる木地で、ここから下地・塗り・加飾へ進む工程の理解が作品鑑賞の助けになります。協力者には、石川県立輪島漆芸技術研修所所長で重要無形文化財「髹漆(きゅうしつ)」保持者の小森邦衞氏が名を連ね、下地に用いる「輪島地の粉」など産地特有の素材にも光を当てます。被災地の現状を踏まえつつ、工程と担い手を可視化することで、輪島塗の次世代への橋渡しにつながるかが注目されます。
