アストロスケールホールディングスは2026年2月3日、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」が内閣府主催の第7回宇宙開発利用大賞で防衛大臣賞を受賞したと明らかにしました。防衛分野の宇宙開発利用の推進や、宇宙空間の安定的利用に資する点が評価されたとしています。
ADRAS-Jは2024年2月に打ち上げられ、日本のロケット上段(全長約11m、直径約4m、重量約3トン)を対象に接近運用を実施しました。遠距離から段階的に接近し、近距離での撮影や周回観測を行った点が特徴です。
具体的には、デブリから50mの距離を保ちながら周回観測し、最終的に15mまで接近しました。あわせて、衝突回避機能の有効性などを含むRPO(ランデブ・近傍運用)技術の実証を進めたとしています。RPOは衛星が別の物体に安全に近づき、位置を保って運用するための中核技術です。
同社は今後、RPO技術を基盤に、観測・点検、燃料補給、修理・アップグレード、デブリ除去といった軌道上サービスの実現に向けた開発を継続する方針です。
【関連リンク】
宇宙開発利用大賞(内閣府) 詳細URL: https://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html
アストロスケール ウェブサイト: https://astroscale.com/ja
