物価高が続く中、2026年のお年玉を「増やさない」と答えた60代以上は85.2%(426人)で、「増やす」は14.8%(74人)にとどまりました。調査はお年玉を渡す予定の60代以上500人を対象に、2025年12月にインターネットで実施されています。

日常のインフレ実感は98%(489人)に上る一方、お年玉支出は「とても負担」18.8%(94人)、「やや負担」42.0%(210人)で計60.8%(304人)が家計負担と回答しました。総額は「1〜3万円」が最多で中央値は約2万円、渡す人数は中央値2人で、1人あたり1万円が定番像です。増額しない理由は「一般的な基準で物価高は関係ない」274人、「親族内の公平性」100人などでした。

同社は実質価値の変化例として、少年マンガ雑誌が1995年の1冊180円から2025年は約300円となり、1万円で買える冊数が55冊から約33冊へ減ったと説明しています。今後、家計負担と子どもの購買力低下のはざまで、金額以外の渡し方やルール見直しが進む可能性があります。

【調査情報】

調査名:インフレとお年玉に関する調査

調査期間:2025年12月

対象:お年玉をあげる予定の60代以上500名

方法:インターネット調査

source: PR TIMES

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