株式会社ウィズワンダー(福岡市)は、Microsoft Azureに特化した導入・設計構築を運用まで見据えて支える「伴走型」技術支援について、問い合わせ・相談が増えているとして支援体制を強化します。直近半年間で、一部上場企業、老舗ITインフラ企業、スタートアップなどから、Azureの設計・運用に関する継続的な相談につながっているといいます。背景には、クラウド活用が一般化する一方で、社内に設計・運用の判断ができる人材が不足し、外部ベンダー任せでシステム全体像や判断基準が社内に残りにくい課題があるとされます。特にコスト、セキュリティ、運用負荷を踏まえた設計判断は難しく、中小企業や成長フェーズ企業で需要が高まっているとの見立てです。同社は単発の構築作業ではなく、「なぜこの構成にするのか」「運用時の注意点は何か」といった判断軸を共有しながら、企業ごとの状況に合わせて継続支援する方針です。さらに、内製化を見据えた知見共有や研修も実案件と一体で実施し、現場でそのまま使える内容に限定するとしています。今後は支援人員の拡充などで対応力を上げ、企業の自走体制づくりを後押しする展開が想定されます。
