オリックス銀行は2026年1月14日、社内のデータ連携・業務自動化基盤としてエンタープライズiPaaS(クラウド上でシステム連携を行う基盤)「Workato」を採用しました。部門ごとに分断されていたデータと業務プロセスを統合し、生成AIやAIエージェント活用を前提に業務最適化と自律化を進めます。

同行は2019年6月からクラウドの本番利用を開始し、2025年度末にクラウド化率95%を見込むなどクラウドネイティブ環境を整備してきました。2024年度からはAIファースト戦略を掲げ、2024年11月にAmazon Bedrockを用いた社内生成AI「ORION」を公開し、実務での利用を拡大しています。

成果例として、コールセンターの通話後に行う交渉履歴作成を生成AIで自動化し、処理時間を47%削減、対応件数を52%増加させたとしています。一方で、複数システム運用によりデータの橋渡しが手作業に依存し、生成AIを組み込んだワークフローの横展開に工数がかかる点が課題でした。

Workatoを連携と自動化のハブとして、クラウド上のアプリ、データベース、AIツールをノーコードで接続し、条件に応じた処理を自動実行する仕組みを迅速に実装します。自動化フローをデータ基盤ともつなげ、AIに必要な高品質データを継続的に蓄積・共有する方針です。今後はAIエージェント・オーケストレーションを推進し、仮説検証を繰り返しながら業務特化AIエージェントの育成や、社内外AIモデルの活用拡大を目指します。

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