カブ&ピース(東京都港区)は12月26日、家庭の太陽光パネルや蓄電池、EV(電気自動車)などをネットワークで束ねて電力を融通する「みんなで発電所」構想を掲げ、VPP(仮想発電所)事業への参入検討を始めた。参加が100万世帯に達した場合、試算で最大約5GWの発電能力、約20GWhの蓄電ネットワーク規模になるという。VPPは分散した電源を統合制御し、需給調整や市場取引に活用する仕組みです。背景には、AIやデータセンター拡大で電力需要が増える一方、日本では大規模集中型電源への依存やメガソーラーの環境影響、原子力への不安が指摘される状況がある。同社は参加者の電気代軽減や収益機会、災害時の非常用電源としての活用可能性も挙げる。参加方法は、機器を設置する形に加え、設置なしの小口投資など複数案を検討中。今後は実証や連携先開拓を進める方針だが、現時点では構想段階で規模や時期は未定としている。

【商品情報】

みんなで発電所 https://kabuand.com/co-powerplant

source: PR TIMES

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