コアマイクロシステムズ(東京都板橋区)は2025年12月23日、RAID(複数ディスクを束ね性能や耐障害性を高める技術)の特許技術を持つXinnor、Lustre(HPCで使われる並列分散ファイルシステム)を推進するThe Lustre Collectiveと、次世代のAI/HPCストレージの共同開発・展開を始めた。
狙いはAIインテンシブな処理需要に向け、スループット(データ転送量)を高め遅延を抑えた構成を用意すること。Xinnorの並列ソフトウェアRAID技術を中核に据え、Lustreの最適化とオープンソースの技術発展に向けた技術協力・共同マーケティングも進める。
同社は本技術を「SCA/HPCAsia 2026」で披露予定の「Disaggregated Scale-out AI HPCパイプラインストレージソリューション」に組み込み、ゲノム解析、シミュレーション、LLM学習などの用途拡大を見込む。今後はLustreの進化と市場導入スピードが焦点となる。
【関連情報/企業サイト】
Xinnor https://xinnor.io/
The Lustre Collective https://thelustrecollective.com/
コアマイクロシステムズ https://www.cmsinc.co.jp/
source: PR TIMES
