医療VRと360度AI解析を手がけるジョリーグッド(東京都中央区)は、360°VR学習プラットフォーム「JOLLYGOOD+」で、医学生・看護学生・医療従事者を対象に医療VR講座が受け放題となる月額制「プロプラン」(税込3,300円)を始めました。利用環境はiOS(iPhone/iPad)とMeta Questに対応します。併せて、大学が保有する医療手技や症例をVR教材化し、同プラットフォーム上で有料コースとして個人へ直接販売できる「JGリスキリング事業立上げパッケージ」も提供します。背景には、18歳人口減少に伴う大学経営の圧迫があり、同社は2025年度時点で私立大学の53.2%が定員割れだと説明しています。また、2024年施行の医師の働き方改革で指導医の時間外労働が規制され、臨床現場での教育時間が確保しにくい状況が学習機会の不足につながるといいます。CEOの上路健介氏は、大学が「消費側」から「コンテンツ提供側」へ移るための制作体制とプラットフォームを整えたとし、医療教育のマーケットプレイス化を掲げます。今後は、大学発コンテンツの拡充と個人向け学習需要の取り込みが、大学の新収益源と教育機会の補完につながるかが焦点となります。
