ジョンソンコントロールズ(NYSE:JCI)は2026年2月3日、米ラスベガスで開催のAHR Expo 2026で「YORK YK-HT二段エコノマイズド遠心式チラー」を先行公開しました。ドライクーラーを使うクローズドループ放熱により水使用ゼロを狙い、コンデンサ側の流体出口水温は最大74°C、最大リフトは43°Cに対応します。
同社アプライド機器事業担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのアーロン・ルイス氏は、データセンターなどのミッションクリティカル施設で課題になりやすい水使用、設置制約、騒音、運用効率の改善を主な目的に挙げました。一般に2,000トン級チラーをラスベガスで冷却塔運転した場合、年間約800万〜900万ガロンの水を消費する例があるといいます。
製品面では高リフトコンプレッサーと拡張運転レンジによりドライクーラー台数を最大60%削減できるとし、現地騒音は最大20dBA低減する可能性があると説明しました。単一駆動設計で回転部品を減らし、故障箇所は50%、設置占有面積は約30%小さくなるとしています。低GWP冷媒としてR1234zeとR515Bを採用し、制御・エコノマイザ、Smart Ready接続、VSD(可変速ドライブ)オプションなどで統合と効率化を図るとしました。
同社は専任サポートチームとサービス/部品供給網で運用を支えつつ、グローバル展開を進める方針です。厳しい条件での試験は米国ペンシルベニア州ニュー・フリーダムのJADECおよび中国・無錫で実施し、製造は米国テキサス州サンアントニオと中国・無錫で行うとしています。
【イベント情報】
イベント: AHR Expo 2026(米国ラスベガス)
公式HP: www.johnsoncontrols.com
日本法人サイト: www.johnsoncontrols.co.jp
