第68回グラミー賞授賞式で、エスティ・ハイム、ダニエル・ハイム、アラナ・ハイムがルイ・ヴィトンのカスタムメイド衣装とファインジュエリーを着用した。刺繍などの制作背景も示され、ダニエルのドレスは仕立てに約100時間以上、エスティのトップスは約70時間、スカートは約50時間以上を要した。

衣装は幾何学的な3Dクリスタル刺繍が特徴で、楕円形のクリスタル、丸みのあるスモークドスワロフスキー、スクエア型のダークストーン、メタリックと透明のマイクロビーズを組み合わせた。エスティは刺繍トップスとスカート、アラナはトップス(制作約70時間以上)をまとい、素材の重なりで立体感を強めた。

ルイ・ヴィトンは1854年創業で、製品づくりにおいて革新性とスタイル、職人技(サヴォアフェール)を重視してきた。今回の事例は、授賞式の場で衣装の見た目だけでなく、制作工数という具体的な指標でクラフツマンシップを伝える狙いがうかがえる。

今後も主要イベントでのカスタム制作は、ブランドの技術力を可視化する機会として増える可能性がある。一方で、制作時間の開示が広がれば、デザインと工芸の価値を比較しやすくなり、評価軸の多様化につながりそうだ。

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