シンク・ネイチャー、Biologging Solutions、Koudou Labは、野生生物の行動・移動を測るバイオロギングデータと生物多様性ビッグデータを統合し、洋上風力発電など再生可能エネルギー開発の環境影響評価(EIA)の精度を高める共同プロジェクトを開始しました。助言役として東京大学大気海洋研究所の佐藤克文教授が参画します。
従来のEIAは調査地点・期間が限られ、移動経路や生息適地の変動を十分に捉えにくい課題がありました。新プロジェクトでは、個体レベルの行動データを高解像度で可視化し、風車との空間的な重なり、バードストライクなどの衝突リスク、累積影響を広域で定量評価することを目指します。
TNFDやESG対応が進む中、自然関連リスクを定性的説明から定量評価へ移し、投資判断の透明性向上にもつなげる考えです。初期フェーズは既存データで重なりとリスクを整理し、論文だけでなくホワイトペーパーで段階的に発信します。今後は洋上風力のパイロットで知見を蓄積し、制度設計やガイドライン整備への反映を見据えます。

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