ポッカサッポロフード&ビバレッジは2026年1月、名古屋工場で使用する都市ガスをカーボン・オフセット都市ガスに切り替え、電力も非化石証書の活用などで実質再生可能エネルギー100%へ移行しました。これにより、同工場の温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにしたとしています。対象は工場のエネルギー利用に伴う排出で、削減とオフセットの組み合わせで排出と吸収を均衡させる考え方です。名古屋工場は「キレートレモン」などの飲料や、「ポッカレモン」、粉末スープなどの食品を生産しています。これまでも同工場では、2003年にA重油から都市ガスへ燃料転換し、貫流ボイラーの導入や稼働台数の制御などで省エネを進め、2021年には全ボイラーを貫流ボイラー運転へ切り替えました。再エネ面では2023年にPPAモデルの太陽光発電を開始しています。背景には、親会社サッポロホールディングスが掲げる「サッポログループ環境ビジョン2050」があり、2050年にスコープ1・2・3を含む排出量ネットゼロを目標にしています。今後は、実質ゼロ化を維持しつつ、省エネ投資や再エネ調達の拡大が生産コストや調達手法にどう影響するかが焦点になりそうです。
