ヤマハは2025年12月23日、車載スピーカー向け新技術「Isolation Frame」を開発したと明らかにしました。スピーカーの振動がドアなど車体パネルへ伝わるのを抑え、入力レベルを上げた際に出やすい異音や共振音を低減し、歪みや濁りの少ない再生を狙います。

近年、車内は「セカンドリビング」として音響エンタメを楽しむ場となり、搭載スピーカー数が増える一方、ドア設置では振動がパネルに伝搬して音質を損なう課題がありました。Isolation Frameは、特許取得済みの振動抑制機構でスピーカーと車体パネルを機構的に分離し、スピーカーごとに最適化したバネで不要振動を抑制します。これにより、リズム楽器の力強さや中低音の響きを自然でクリアに再現できるとしています。

今後は量産化に向け、国内外の自動車メーカーへの提供を進め、車室音響の高品位化を後押しする見通しです。

【関連情報:オートモーティブサウンド】

https://device.yamaha.com/ja/automotive_sound/

source: PR TIMES

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