スペースシードホールディングス子会社のバイオ企業リジェネソーム株式会社は2025年12月付で食品ブランド「ぎんどう」の事業譲渡を受け、Amazon内の「ぎんどうショップ」で販売を始めました。出汁やスープに含まれる微量成分・ナノ粒子の研究成果を、食品D2C(自社で企画し直販する仕組み)で商品化し検証する狙いです。
同社は日本酒由来の機能性ナノ粒子「SAKESOME(登録商標)」などの研究を背景に、食材を煮出す過程で溶出する成分の中に、栄養素だけでは説明しきれない未解明の機能性ナノ粒子が存在する可能性に着目しています。販売で得る顧客の声を、マーケティングデータにとどめず研究課題設定や製品改良に反映させる方針です。
「ぎんどう」は塩分、化学調味料、添加物など消費者が懸念する要素を“引く”設計思想を掲げます。今回言及された商品は、医師監修で酵母エキス・化学調味料不使用、塩分控えめをうたう「鶏がらスープの素」と、国産天然素材5種(あご、鰹、鰯、昆布、椎茸)の粉末のみで食塩も不使用の「五味夢中(ごみむちゅう)」で、後者はISO9001認証を取得した国内専門工場(三求化学工業株式会社)で製造するとしています。
今後はAmazonなどの販売チャネルで利用者の継続摂取や嗜好の変化に関するフィードバックを集め、スープ・出汁を軸にしたロンジェビティ(健康長寿)領域の知見を、研究と製品開発の循環で具体化できるかが焦点になります。
