三菱電機は2025年12月22日、米マサチューセッツ州ボストンのTulip Interfaces, Inc.へ出資し、戦略的な技術提携契約を結びました。狙いは、ノーコード(プログラミング不要)でのシステム開発基盤を整え、製造業向けDXソリューションを強化することです。

背景には、世界の製造・設備管理で労働力不足や、大規模で一体型のシステムが開発遅延・運用複雑化を招く課題があります。三菱電機は、システムを小さな機能単位に分けて組み合わせるマイクロサービス化や、必要機能を組み合わせるコンポーザブル設計を、Tulipの現場向けノーコード基盤と組み合わせ、現場の要求するスピードと柔軟性を高める方針です。Tulipは2012年設立で従業員309人(連結)とし、製造・物流などの現場オペレーション向けにAIネイティブなノーコードプラットフォームを提供しています。

今後は、社内デジタル化による開発・生産効率の向上や人財育成を進め、デジタル基盤「Serendie®」関連事業の加速も含め、幅広い分野へのDX展開を目指します。

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Tulip Interfaces, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ボストン) https://tulip.co

source: PR TIMES

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