世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中核に位置づく首里エリアで、観光と保全の両立を学ぶ研修向けのモニターツアーが2026年1月に2回開かれます。開催日は1月13日と1月28日で、時間は各回10時〜15時、定員30人。参加費は3,300円(税込)で、昼食代は含まれません。申込は専用フォームで受け付けます。主催は那覇市の18projectです。内容は首里城周辺のフィールドワークとグループワークを組み合わせ、世界遺産の仕組みや価値、地域の暮らし・景観との関係を踏まえて「保全と活用」を考える構成です。コーディネーターの問いかけを軸にしたQ&A形式で学びを深め、「世界遺産×SDGs」の観点から参加者が取れる行動を整理し発表します。講師には、登録過程に関わったグスク研究所主宰の當眞嗣一氏、文化財保存管理などを専門とする琉球弧世界遺産学会会長の花井正光氏らが参加します。事業は令和7年度の沖縄県「サステナブルツーリズム推進事業」の枠組みで、都市型サステナブルツーリズムのモデルづくりに向けた実証として位置づけられています。今後は、研修ニーズの検証結果を踏まえ、学びを伴う観光プログラムの定着と地域連携の広がりが焦点になります。
