京都府内の複数の大型医療機関は、脳卒中患者と頭部外傷患者を対象に、水素吸入器「Suilive」の医療機関専用モデル「Suilive SS-700M」を用いた水素吸入療法の有効性と安全性を検証する臨床研究を実施します。研究代表者は京都済生会病院の吉浦徹医師で、開始決定は2026年2月1日です。

参画は株式会社SUISO JAPAN(大阪府高槻市)と、京都済生会病院、京都第二赤十字病院などで、参加施設は追加が順次発表される予定です。評価は標準治療に併用した場合の症状改善や予後改善、安全性に加え、臨床現場で運用可能な治療プロトコルの最適化も含みます。

背景には、脳卒中や頭部外傷で起こり得る虚血・再灌流障害(血流再開で組織が傷害される現象)や活性酸素の過剰生成が、重篤な後遺症や予後悪化につながる懸念があります。水素ガス吸入療法は日本で2016年に先進医療Bとして認定された実績があり、海外の多施設共同研究では心停止後患者の90日後生存率が61%から85%へ改善し、重篤な副作用がなかったとの報告もあります。

今後、共同研究で得られる臨床データを根拠に、有効性・安全性の整理と標準化、ガイドライン整備につなげ、標準治療を補完する治療補助手段としての社会実装を目指すとしています。

【関連リンク】
公式サイト:https://suilive-suisojapan.com

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