岡山大学は2025年12月22〜23日、岩手大学・岩手医科大学が連携して行った使用済MRI装置からのヘリウム回収作業に参加し、液体ヘリウム500Lと、作業中に気化した約3㎥のヘリウムガスを回収しました。現場は岩手医科大学矢巾キャンパス(岩手県紫波郡矢巾町)です。

作業では、MRI内の液体ヘリウムを専用容器のデュワーへ移送し、発生したガスはガスバッグに回収しました。ヘリウムは1気圧で約マイナス269℃で沸騰するため液体のまま扱う難度が高く、回収計画と実行に岡山大学のタスクフォース参加者らが加わったとしています。現地では100Lのデュワー5本での回収も確認されています。

背景には、液体ヘリウムを用いる研究開発の拡大と安定供給の必要性があります。ヘリウムは海外依存が100%とされ、経済安全保障の観点でも供給網の強化が課題です。岡山大学は2025年10月以降、「中四国・播磨HeReNet」フェーズ2や「HeliGet」を見据え、回収への参画準備を進めてきました。

今後、岡山大学は両取り組みを通じて学内外への液体ヘリウム供給を進め、回収・再供給の枠組みを継続する方針です。

【関連リンク】
公式ページ:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15022.html
岩手大学・岩手医科大学と連携したヘリウム回収プロジェクト:https://eng.tech.iwate-u.ac.jp/top/?p=11996
スマートスピーカー制御器“WAN-WANシステム” https://eng.tech.iwate-u.ac.jp/top/?tag=wan-wan
岡山大学研究・イノベーション共創機構:https://www.orsd.okayama-u.ac.jp
岡山大学コアファシリティポータルサイト(CFPOU):https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp

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