全国209自治体の建設DX調査で、工事管理で最も負荷が高い作業は「図面の作成・修正・共有」29.2%と「提出書類の作成・確認」26.8%だった。図面・設備台帳の管理は「紙が正本で書庫保管」41.6%が最多で、混在管理26.3%、属人的管理19.6%も目立つ。課題は「異動時の引き継ぎが困難」55.7%、「過去履歴の検索に時間」53.0%が上位となり、DX以前の情報整理がボトルネックになっている。施策面では電子納品が運用中+試行中39.2%まで進む一方、BIM/CIM5.7%や点群出来形5.3%は低水準で「関心はあるが予定なし」が過半だった。推進課題は予算獲得56.5%、人材不足52.6%、施策理解不足47.4%で、年間予算規模は「わからない」41.1%が最多だった。今後は提出書類の標準化(58.4%)や情報の一元管理を先に整え、費用感・手順・効果の共有が普及の鍵になりそうだ。
【サービス情報】
施工管理ソフトウェアデータベース https://www.jcomsia.org/software/
source: PR TIMES
