山梨県北杜市大泉町の八ヶ岳倶楽部の森が、環境省などが認定する「自然共生サイト」に選ばれました。令和7年度第2回の認定で、山梨県内では同区域が唯一です。認定証の授与式は12月23日に環境省で行われました。自然共生サイトは、民間の取り組みで生物多様性の保全が進む区域を認定する制度で、2030年までに陸海の30％以上を保全する国際目標「30by30」に沿う施策とされています。八ヶ岳倶楽部の森は、カラマツ人工林を出発点に、創業者の故・柳生博氏と家族、スタッフが30年以上手入れを重ね、雑木林へ再生させてきた経緯が特徴です。認定後は、植生や生物相を定期調査するモニタリングを継続し、一般公開も進める方針です。35周年を機に発足した参加制度「倶楽部の森サポーターズ」も強化し、維持管理や調査、イベントへの参画を広げます。今後は科学的管理と来訪者への体験提供を両立させ、地域の生物多様性拠点としての機能拡大が焦点となります。
【店舗情報】
八ヶ岳倶楽部
山梨県北杜市大泉町西井出8240-2594
定休日：毎週水曜（1月～3月中旬は火水）
営業時間：12月～3月中旬 11:00～16:30／3月中旬～11月 10:00～17:30
source: PR TIMES