新潮社は2026年1月29日、遠藤周作『影に対して 母をめぐる物語』(新潮文庫、定価649円、ISBN978-4-10-112340-0)を重版すると明らかにしました。1月17日に実施された「2026年度大学入学共通テスト」国語の第2問(現代文・小説)で本文が出題され、試験後の反響が大きかったことが理由です。
同書は、遠藤周作の没後に見つかった未発表小説を収録します。2020年に長崎市遠藤周作文学館で、原稿用紙の裏に書かれた自筆の草稿2枚と、当時の秘書が記した清書104枚が発見され、作品が完結した状態で確認されました。
発売は2023年2月25日で、遠藤文学の重要な主題とされる「母」をめぐる短篇6編を収めています。今回の重版は、共通テスト出題をきっかけに生じた需要増に対応する狙いです。
今後は、増刷による供給拡大で品薄の回避が見込まれる一方、具体的な重版部数や店頭入荷時期は示されておらず、流通動向が注目されます。
【商品情報】
書籍詳細URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/112340
