リーガルテック(東京都港区)は、製薬・バイオの創薬研究で分散しがちな実験ノートや議事録などの非構造データを横断的に整理し、仮説の再検討や発明検討を支援するAI「AI IPGenius」を提供しています。活用事例では国内製薬企業(社名非公開)の研究開発部門が、探索研究〜リード最適化初期で蓄積した研究ノート、会議議事録、試作ログ、過去資料を投入し、技術の改善点や新規性の可能性、類似テーマとのつながり、過去検証との関係を抽出しました。結果として、特定条件下でのみ示唆された活性変化や、当時十分に検証できなかった作用機序(薬が効く仕組み)に関する示唆などを整理し、研究ミーティングの共通資料として再評価や優先度整理に活用したといいます。さらに同社の特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」と連携し、類似技術検索を即時に行える体制も構築しました。今後は研究フェーズ特化型機能の強化や解析モデル高度化、非構造データ整理の仕組み拡充を検討し、過去知見を起点に議論しやすい環境づくりを進める方針です。
【商品情報】
AI IPGenius 製品ページ https://www.legaltech.co.jp/ipgenius/
source: PR TIMES
