兵庫県加古川市の国宝寺院「鶴林寺」(加古川市加古川町北在家424)で大晦日夜、除夜の鐘の打撞体験が行われ、冬グルメ「恵幸川鍋(えこがわなべ)」が約300食限定で振る舞われます。除夜の開門は22時30分からで、鐘撞きは23時開始。打撞券は22時30分から配布予定で、所持者のみ入堂して打撞できます(行列状況で前倒しの可能性)。大晦日と元日は入山無料です。鶴林寺は589年創建と伝わり「播磨の法隆寺」とも呼ばれ、室町時代建立の鐘楼(国重要文化財)と約1000年前の高麗時代の梵鐘(朝鮮鐘)を用いた「黄鐘調」の音色が特徴とされます。鍋は地元の高松味噌と盛典酒粕、旬野菜を使い、2015年フード・アクション・ニッポンアワード入賞、2019年全国鍋グランプリ4位の実績があります。年明けの関連行事として、1月8日13時から国宝の本堂で修正会が予定され、無形民俗文化財の儀式として厄払いなどが行われ、室町期制作推定の追儺面(赤鬼・青鬼)も用いられます。今後は、食と文化財を組み合わせた年末年始の来訪機会として定着するかが注目されます。
【イベント情報】
鶴林寺 兵庫県加古川市加古川町北在家424 大晦日22時30分開門(17時に一旦閉門)/23時鐘撞開始 大晦日・元日入山無料 電話079-454-7053
source: PR TIMES
